仕事を辞めて余裕ができた
去年まで福祉法人で少し仕事をしていたが、そこを辞めてもうすぐ一年。
今は全くの専業主婦。
家族以外で会話をするのは息子の保育園の先生くらいだ。
福祉法人の仕事は和気あいあいととてもいい職場だったし、同世代の子育て仲間もたくさんいて楽しかったけど、
やっぱりそれでも「大変だったなぁ」と思う。
まだ小さい息子を保育園に送ってから出勤。
遅刻は絶対いけないから、どうしても急かしてしまう。
よく熱を出していたから、シフトの交代をお願いして「すみません」の連発。
仕事の日は家事ができず、家はいつもより片付かないし、夕飯も雑になる。
いくらいい職場でも、これがストレスにならないはずがない。
その上とても人に気を使う性質のため、仕事が終わると気分もぐったり。
週2の勤務でこんなことでは、とてもまともな共働きは無理だと思う。
「月数万円のお小遣いのために、こんな大変なことはしたくない」と思った。
欲しいのは、お小遣いよりも、時間と気持ちの余裕だった。
ランチなんて行けなくていい。
家族での外食もたまにでいい。
服なんて少しあればいい。
それより、日々余裕をもって穏やかに過ごしたい。
家のことをちゃんとやりたい。
で、辞めてみて、
「ああ、やっぱり辞めてよかった」
と思う。
そもそも一人が好きだから、
人とワイワイしなくてもちっとも寂しくない。
ラインもメールも身内だけって、すごい楽。
毎日掃除機がかけれて、気になればいつでも窓拭きができる。
朝から子供の給食献立表を見て夕飯を考える余裕がある。
現代の流れと逆行してるのかもしれないけど、自分に正直になればなるほど本音がでてくる。
「仕事なんてしたくない」
生活が地味になるのは全く苦にならない。
私の場合は。
うちはごく普通のサラリーマン家庭だけど、それでも、なんとか生活に困らないでいられることに感謝したくなる。
もし共働きなら、旦那さんに対する気持ちはもっとトゲだらけになるだろう。
まあ、「早く在宅勤務終われ~」という念は毎日送っているけど。