回避性愛着障害?私のこと?
HSPという言葉になんとなく近いものを感じて、そのつながりで偶然知ったこの本↓
HSPというと、ネットでもどちらかというと「癒し」とか「精神世界」みたいなジャンルの情報が多くて、なんとなくふわっとしたアプローチが多い印象なんですよね。
「そんな自分を許しましょう」とか、「それはあなたの才能です」とか。
もちろんそれはそれでいいと思うんですが、この本は長く精神科医として経験を積まれた先生が書いてるんです。
医学であり、科学的な視点。
私も堅い心理学や精神医学の本をそれなりに読んできましたが、HSPというものを、そっちの分野ではどう捉えているのか気になり、読んでみました。
この本で、HSPというのは生まれ持った敏感さだけでなく、幼い頃の環境がそれ以上に影響していることを知りました。「回避性愛着障害」というものを知り、今まで不可解だった自分の性格というか、考えや行動のパターンの意味が分かったような気がしたんですね。
そしてこちらの本も読んでみました↓
あまりに自分のことを言い当てられているようで驚いたのと、自分がおかしいんじゃなくて、仕方ないことだったのかも、という、少しホッとしたような、許されたような感じ。
「ひとりが好き」というのも、単純にそういうタイプというより、やはり幼い頃の環境とか経験がかなり影響してそうなっているらしいです。
ただ、だからって今からこの性分をガラっと変えるのは無理があると思うし、だいたい今までだって、自分の中の問題にはさんざん心理的なアプローチをしてきました。けど、「大分よくはなったけど、根本的なところは結局変わらないんだ」というのが私のとりあえずの結論で、しばらくはあんまり気にせずにきました。
「苦労して無理矢理自分を変えようとするより、この自分のままで楽に生きる方法を見つけていけばいいんじゃない?」と。
で、久しぶりにこういう本を読んで、新たな知識と視点を知りすごく納得したものの、「じゃあこれからどうしたらいいの?」というところが知りたくなりました。
この2冊の本では、母親が安全基地となることで愛着が安定し、人間関係をうまく築いていけるメカニズムや、その安全基地が不安定だった場合、どのような問題が起きるかを具体例を出して説明されています。
もちろん解決策も書いてありますが、そこんとこをもうちょっと掘り下げてほしいなーと思い、今3冊目を読み始めています。
私達のような人のことをここまで分かっている先生は、HSPや回避性愛着障害の人に対して、どういう解決策を見せてくれるのか。
また読み終わったら続きを書きたいと思います。