3年前から始めた習字
今日は久しぶりに朝から家に一人です。
好きな音楽をかけてコーヒーを飲んで、自由で静かで穏やかな時間。最高ですね。
そして、この貴重な時間に、家でしかできないことをやらなければ。
それは習字の練習。
ダイニングテーブルに布を敷いて汚れ防止。
道具や紙は無印の籐のかごに入れてます。
カフェでも図書館でも無理。子供がいるときも無理。
なので土日や夏休みは、早朝に練習したりします。
なかなか時間がとれず、提出期限前に急いで書くようなこともありましたが、どうにか続いています。
始めたのは3年ほど前。
娘が部活に入るためにガールスカウトをやめることになり、「習字なら家でもできるからやってみない?」と誘いました。
習い事を無理にやらせる気はないのですが、やっぱり何かひとつ特技があるのは良いと思うし、努力して、上達して、それが自信になっていくのは有意義なことだと。
娘は運動は全然だし、発表会とかも苦手。
コツコツと不安や緊張なくできる習字が合っている気がして。
何より私は字が下手で、これまで事あるごとに恥ずかしく思ってきました。
達筆な人への憧れもすごくあったし。
周りの人の字を見るたびに、すごく目がいってしまって、上手な人はそれだけで尊敬の眼差し。
娘は部活の予定がバラバラで、当時は風邪をひきやすく、教室に通うより家で好きな時間にできる方がいいと考え、
「お母さんと二人で始めてみようよ!」
ということに。
家で、というのはつまり通信ですね。
途中から、娘が面倒がって練習しなかったり、練習の予定の日に友達に誘われて遊びに行ってしまったり、そのことでケンカしたり…
まあ色々ありました。
やっぱり相手が先生ではなくお母さんだと、甘えが出てくるものです。
「やりたくないならもう辞める?」ということも何度か。
ところが6年生のとき、一番仲良しの友達が行っている近所の教室に行きたいと言い出したんですね。
このくらいの年の女の子にとって、友達の力はすごいです。
「やっぱり家でお母さんとやるのは難しいよね。」と私にもよく理解できました。
そんなわけで娘は教室へ、私はひとりで通信を続けることに。
小学校を卒業するとき、多くの子が習い事をやめていきます。その仲良しの友達も、「辞める」と言っていました。
ところが娘が「せっかくやってきたんだから続けようよ〜」と友達を説得し、中学になる今でも通っています。
その教室で中学生は娘たち2人だけだそうです。
今娘は子供の部門では準五段、私はまだ三段…(もちろん成人部門の方が昇段は難しいですが)
それに実際はとても「三段です」なんて人に言えないです。3年やってもこの下手さ、ため息が出ます…。
まあでも、私もせっかく始めたので、憧れの「字が上手な人」になれるようがんばります。